私の地元、北海道の空知地方に、
『週刊みなみ空知』という地域密着型の新聞がありまして。
地元コンビニでの購入だったり、
定期購読でなければ読めないという新聞なのですが、
本当に地域密着な紙面構成で、
三笠市出身者としても注目しているのです。
(昨年秋、帰省の際に購入し、めっちゃよかった……)
ただ、現地でなければ購読できないため、
Instagram・Facebookのアカウントをチェックし、
アップされる一面の画像を見るのが楽しみ、
だったりしまして。
そんな中。
先日、いつも通りSNSチェックをしていますと、
『週刊みなみ空知』のアカウントに最新号の誌面がチラリ。
「作品の舞台は岩見沢!」
……なんだってー!!
即座に、AmazonからKindle版を購入。
三笠市で生まれ育ちましたが、
高校は北海道岩見沢緑陵高等学校に通っていた、
ということもありまして、
そりゃ、舞台が岩見沢で、学園モノとあらば、
「……我が母校がモデルの学校も出てるんじゃね?」
ってなるじゃないですか(笑)。
そんな流れでポチッとした
出倉ナオ先生『北高まちおこし部はまちおこさない』1巻。
最高でしたね!
岩見沢周辺の雰囲気もいい感じに出ていると思いますし。
作中で語られていた中でめっちゃ同意したのは、
映画のハードルの高さね……。
岩見沢だとまだマシなんですよ。
江別で映画みられるでしょう?
三笠市在住の高校生だと、
ワンクッション、岩見沢までバスで出て、
そこからJRで移動の後、目的地へ移動して。
20時頃までに岩見沢駅前に戻っていないと、
帰りのバスがなくなる辛さ。
映画館やら札幌のライブとかは難易度が高すぎて……。
チケット代+交通費+メシ代、
とか、無理っす……という青春の思い出。
作品本編の話になっていなかった。
陰キャちっくな主人公アララギさんや、
工藤くん、顧問の明智先生がとても親しみやすく。
体育会系じゃなかったので、謎の親近感が湧くのですよ。
高校当時は部活に所属せず、図書局員やってましたし。
文化系の部活なんて、
吹奏楽部くらいしかなかった気がするんですが。
当時、こんな部室……スペースがあったらなぁ、
なんて、遠い目になりました(笑)。
また、岩見沢周辺の流れを取り込んでいる話には、
つい、ニヤニヤしながら読んでしまったり。
具体的には、銘菓を作ろう! という対決には、
三笠高校を思い出してしまったり。
ほんと、出身者としては、
今の三笠高校は希望の星なのよ……
とか言いつつ、高校進学で岩見沢に出て、
短大進学で滝川に引っ越し、
挙げ句、
編入で関東に出てしまうマンが言えたもんじゃないですが。
でも、そんなもんだろう?
そうだろう? みんな!
(そうだ! そうだ!)
お話的には、恋愛があるわけでなし、
バトルマンガ的な迫力もなく、
感動のストーリー! という感じでもないのですが、
日常系に近い、惹かれる魅力があり。
なんとも、いい味わいなのでした。
最高だったのはおまけですね(笑)。
元ネタは三笠のやつだと思いますが、
私がこのニュースみたとき、最初に思ったのは、
「いや、となりに警察署あるだろ」
でした(^^ゞ。
まぁ、咄嗟だと判断難しいですからなぁ……。
(正解は、動かさずに通報、なんでしょうが……)
なお、我が母校の岩見沢緑陵高等学校がモデルとおぼしき学校は、
ライバルとして登場しております。
何であれ、もしやこれは! と思える幸せよ。
キャラクターもいい感じですし、
広く、北海道ネタをとりこみつつ、
たのしい今後の展開に期待したいです♪
なお、三笠市と岩見沢市。
あわせて面積は東京23区より広く、
人口は10万人に満たないのです……。
まちおこし、いうても人口増やすのは無理だから、
働く場所があって、楽しくやっていけるスタイル、
実現できるなら、私も帰れるんだけどなぁ……とかなー。
ともかく! 次の巻も楽しみです!
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