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松本英子先生『直売所、行ってきます』朝日新聞出版 感想。



リリース前、誰かのリツイートで流れてきていたのを覚えていて。
本日、発売に気づいて出勤前にポチッとしまして、
通勤中と、帰宅してからベッドでゴロゴロしつつ楽しみました。

一言で申しますと
「一気読みはもったいなかったです!」
と言う感じですね。
感想を書くには読みきらねば! と、ぐいぐいっと読み進めたのですが、
時間をかけて楽しみたかったかな、
なんていう読後でした。

タイトルの通り、さまざまな直売所をテーマとした、
エッセイ的なコミックス。
直売、といっても、
近所だったり、少し足をのばしてみたり、
小旅行くらいのお出かけだったり、
もうちょっと気合い? の入った旅行も兼ねていたり。
スタイルも色々。
◯△狩りみたいなものや、養蜂の体験、
バザーちっくなものもあって面白く。
カバーする範囲が広い作品だと思います。
お散歩や小旅行好きはもちろん、
グルメ系が好きな方にもおすすめできそうですし、
日常系エッセイコミックスを好む方にも良さそうで。

上にも書いた通り、個人的には時間をかけて読むべきだったなぁ、
と読後に思いました。
一話ごとの余韻をしっかり楽しみたい、
そんな作品に感じられて。
一話完結系の作品集と言いますと、
テンポよく読み切ってしまうようなものを想像してしまう私なのですが、
『直売所、行ってきます』については、
一つひとつ、お出かけする気分で楽しむのが
ちょっと贅沢で良いんじゃないかなぁ、なんて。

気に入ったエピソードは、
心乱れることがあったあと、
直売所訪問を兼ねてお出かけをすることで何か落ち着いたお話と、
お母さんとの色々、ですかねー。
少しお出かけしてみることで、
何か気になっていたことからもいい感じに距離が置けるのかしら、とか。
私は実家からは物理的にかなり離れてしまっているので、
お母さんがそばにいることがなんとも羨ましかったりもして。
いちご狩りは、グッときましたです。

普段、私が読んでいるコミックスとは一味、
ふた味違う作品ではありましたけれども、
とても楽しく、良い作品に出会えました。
偶然、回っていたリツイートが引き金でありましたが、
今後もそういうチャンスを見逃さない自分でありたいです。

さてと。近所では直売所は見かけないけれど、
気になるお弁当屋さんなどはあるので、
まずはそういうところに行ってみることから始めてみようかしらね。

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