乙嫁語り 11巻
タラスとスミス、出会いの先へ…! 中央アジアを舞台に、さまざまな結婚物語を描き連ねていく『乙嫁語り』。英国人の旅行者スミスは、旅の目的地アンカラでタラスと再会したあと、ふたたび旅を始めることに。それは、もう一度アミルとカルルクの住む地域へ戻...
表紙はスミスさんとタラスさん。
前巻の最後で驚きの再会を果たしたふたり、でしたが、
その経緯とその後が描かれる11巻となっておりました。
基本はこのふたりのお話、ですね!
再会に至るタラスさんサイドのエピソードは……
なんですかねー、何だかんだ、
良い旦那さんと結婚できて結果としては良かったんだな、という。
スミスさんとの別れ際の感じから、
結婚させられるにしても大変なことになるのでは……
なんてことを思っていたのですが、いい感じの方だったようで。
スミスさん探しも手伝ってくれて。
少々、タラスさんのお義母さんの事が心配、ですけれども。
あとからフォローが入るといいな、と思いつつ。
写真の色々は単純に興味深く読むことができました。
というか、そこいらを記録するにしても、
えらい大変だったんだな、と……。
昔の日本を写した写真なども時折目にしますけれども、
それもこんな手間をかけて撮影していたんだ、
と思うと感慨深いものがあります。
んで、カメラを携えて撮影のため、
これまでの道を戻る、というスミスさん一行。
となると、これまで出会ってきた人たちの再登場もありそうで、
お話的にもとても楽しみで。
さて、どんな感じになるのかしらん。
印象的だったのは、
タラスさんとスミスさんのブランコ! ですね!
勢いと緊張感のある感じがたまらん! という感じで。
タラスさんもとっても綺麗でしたし……
若干、儚げみたいなところも感じ、先々心配にもなりましたが、
気のせいであってほしいところ。
あと、スミスさんのあの時計のサイドストーリー?
とっても楽しかったです(笑)。
話が微妙に変わりながら伝わっていくところが、
いかにもありそうな感じがして(^_^;。
「物も人もひとつところにとどまるものではない」
という考え方もなんだかしっくりきてよろしゅうございました!
さーて、残すところ2冊……追いついてしまいますなー。
しっかり大事に楽しみたいと思います。
そして、新刊を楽しみに待つ!
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