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高橋つばさ先生『きみがラジオを好きだから』3巻 KADOKAWA 感想。

きみがラジオを好きだから
筋金入りのラジオ好き高校生・君嶋太陽は『ラジオ研究会』の設立を目論む日々を過ごしていた。しかし、一向にラジオ好きの同志は現れず…。そんなある日、訪れたラジフェスである女の子に出会い…!?ラジオから始まるラブコメディ♪

ラジオ×ラブコメな作品であります、
高橋つばさ先生『きみがラジオを好きだから』3巻。
個人的にもラジオが好きなので応援していたのですが、
今回で最終巻、ということで少々残念。

表紙は3巻から登場の新キャラクター”皇アゲハ”。
頭がよくて、見た目もよし、生徒会副会長もこなす……
おまけに太陽くんの過去も知っているようで、
春ちゃんや小此木さんの強力なライバルにもなりそうで。
……んで、実際にアゲハさんが巻き起こす色々が
なかなかに面白くて。
ラジオ的な面も、ラブコメな方向も一気に盛り上がり、
楽しく読み進めることができました。

そして、突然に近い完結、になる訳でございますが。
この終わり方は、途中で終わった……
そんな感じですよね……。
もうちょっとラジオにまつわるエピソードを絡めたお話、
読んでみたかったなー、というのが正直なところですね。
ラブコメ成分は存分に楽しめただけに、
もう一息、頑張って欲しかったかな、と。
ラジオを楽しむスタイルも色々ですしね。
あくまでハガキにこだわったり、
複数番組へ投稿して活躍する人あれば、
あの番組のあの人! 的常連さんもいたり。
もっと、ラジオあるあるを作品中でみたかった、ですね。

高橋つばさ先生、連載お疲れ様でした。
ラジオをテーマにした作品はみたことがなかったので、
新鮮な気持ちで楽しめましたし、
ラブコメとしてもドキドキさせられました。
また、機会がありましたら、
ラジオネタをこっそり織り込んだ作品などかいていただけたら
とても嬉しいです。

それにしても、今年は文化放送70周年、
STVラジオ60周年だったりして、
ちょっとおめでたい年だったりもするのですよね。
そこでラジオテーマのこの作品を読めた、
というのは、なんだか幸せだったのかもな、
などとも思ったりするのでありました。

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