乙嫁語り 3巻
美しく幸薄き――第2の乙嫁、タラスの涙。 エイホン家の居候イギリス人、ヘンリー・スミス。彼は長らく滞在した土地をはなれ、カラザそしてアンカラへと旅に出かけた。カラザでは珍しい外国人であるスミスは、町の人並みにもまれ、気がつくと、馬も、荷物も...
西洋人の学者さん? スミスさんに主軸が移っての3巻。
激動の展開に驚きつつ。
特に最後は……むむむ……。
お話が面白いのはもちろんなのですが、
文化、というのか、そのあたりがキッチリ描かれているのが興味深く。
今回は食事についての展開が見所満載で。
市場? みたいなところでの買い食い、
料理も見応えありましたし、
食べているとどんどん人が増えて宴会みたいになったりとか(笑)。
また、前の巻まで出ていた
カルルクさん、アミルさん、パリヤさんも再登場して嬉しく。
てっきり、もう出てこないのかしら、と思っていただけに。
パリヤさん四コマも面白かったですし(笑)。
メインのストーリーはすっかりハッピーな展開、と受け止め、
読み進めていたのでショックも大きくて……
ただ、カルルクさんや案内人のアリさんの感じからすると、
そういうことになると仕方がないのだ、というのもわかって……
余計になんだかなぁ、と思ったりもし。
こういうところがまた、この作品の良さ、なんでしょうなぁ。
ということで、次の巻も読むのが楽しみです。
スミスさんの旅の行方も気になりますし、
なんだか動き始めたパリヤさんのまわりの話も描かれたら嬉しいなぁ。
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