終末ツーリング|カドコミ (コミックウォーカー)
ツーリングの名所を走る1台のオフロードバイク。箱根で富士山を眺め、横浜ベイブリッジで釣りをして、有明の東京ビッグサイトへ向かう。2人の少女がタンデムでバイク旅を楽しんでいるように見えるが周囲の景観はひどく荒れ果てていて――。誰もいない終末世...
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ヨーコとアイリの旅は今日も続く……ということで、
2巻が発売となりました。
今回も終末世界を巡る旅が興味深く、
通勤中に一気に読んでしまいました。
表紙は、割と私は見慣れた街、かも?
ということで、最初のお話の舞台はあの電気街、です。
いや、電気街だったところ、なのかな……。
地理的なものに起因するエピソードだったり、
今の街の感じから思い起こされるイベント? だったりもあり。
崩壊してしまった世界、とはいえ、
何か楽しさも感じられる、そんな。
お話の軸がラジオなのも、個人的にはなんだか嬉しかったり。
ラジオスキーなもので^^;。
ちょっと寂しげな風でありながらも、
何か、残っている熱量、のようなものも肌に感じられる、
そんなお話で、とってもよかったです。
後半戦は一転してサバイバル感が高まりまして。
これはこれで面白いですね!
のんびり旅をしてもらいたい、という気持ちはあるのですが、
こういうお話が挟まると、ヨーコ、アイリの旅する世界が、
よりわかってくる、というか。
……まだまだ、全然わからない状態ではありますけれども。
少しずつ色々わかってきて……
結局は、明かされなくてもいいんじゃないかしら、
などとは、個人的には思っていたりもして。
読者、それぞれにストーリーが広がっていきそうな、
そんな作品かしら、なんて感じています。
この後半戦の舞台は、
一度、観光に行ったことのある場所だったので、
さらに印象深いお話、ではございました。
しかし、文字通り、危ない橋を渡ったなぁ、ヨーコちゃん(笑)。
ちょっと変わった観光気分で楽しむもよし、
知ったあの地を別の視点で眺めるもよし。
旅行系の作品なのでしょうけれども、
刺激的な感じのある作品だなぁ、という感が強くなった2巻でした。
ん〜、永く、ヨーコ、アイリの旅路は観てみたいなぁ。
どんなことを感じていくのか、
また、私はそれをみてどう思うのかしらん、と。
続きも楽しみに待ちたいと思います。
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