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竹内桜先生『ぼくのマリーDX』1巻 サイバーブックス 感想。

まぁ、そういう事情なので、
20年前くらいから散々親しんでいる作品なのですけれども。
改めて読み直しても、やっぱり面白くて。
時代背景的に、緊急の連絡事に電話ボックスに入ったりする訳ですけれども(^^ゞ。

お話としては、
マッドサイエンティストちっくな非モテ大学生・雁狩ひろしくんが、
あこがれの真理さんをモデルに
アンドロイドなマリちゃんを創ることに成功して……
ところが、コトはそんなに単純にはおさまらず、
マリちゃんが色々な騒動を引き起こし、周りを巻き込んでいくのでありました。
……そんな感じ?

再読の当初、ちょっとマリちゃんの登場が唐突かなぁ、
という印象は受けましたけれど、
特有のナイスキャラで様々な困難を乗り越えたり、
雁狩くんを困らせたりしているうち、
そのあたりの違和感も全然気にならなくなり、
むしろ引き込まれて……という、
当時の面白さを追体験している感じです(笑)。
開発時分から語られたらそれはそれでつまらないので、
上手い導入だな、と。

暴走感のあるマリちゃんも、
なんだかんだ色々気を配り始めつつ、
そのあたりが裏目に出たりなんかもして……
葛藤も見どころではありますよね。

剣王ひびき登場、は、もちっと先かな、
と思っていましたけれど、もう2巻から出ていたんですね。
真理さんがそこまで近い位置にいないタイミングとしては、
ライバルキャラクターとしては最適な印象で……
いや、改めて見るとかなり魅力的だなぁ、
と思いながら読み進めたりなんかして。

竹内桜先生の描く女の子、やっぱり私、
好きなんですね。
高校時分の多感なタイミングで作品に出会ってしまったからかも、
ですけれども。

作品としてはやっぱり面白いのですが、
ちょっと電子書籍化としては残念な点もあり。
見開きページが再現されていなかったりするんですよね。
1巻の部分ですけれども。
表紙の後にいきなり本編スタートなので、
紙の場合とページ運びが違ってしまっていて。
端末を横にして読むと、ページ番号の表示が中央によっていて、
おかしいことには気づく訳ですけれども……
こういうあたりは気をつけてほしかったかな、と。
2巻目のパートについては、表紙が省略されていることで
上手く帳尻が合っていて……
いやいや、表紙は省略しないで合本でも収録してよー!
という(笑)。
20年ほど前の作品なだけに、
電子書籍化とはいえ画質が若干残念なのは仕方ないとして、
表紙くらいは合本でも収録してよ! というね
・見開きを意識してくれ
・表紙は収録してくれ
というのが、今回の不満点でしょうかねー。
まぁ、電子書籍で気軽に読めるようになっただけ、
ヨシとしなきゃならない部分があるのはわかるんですけれどね。
愛している、といってもいい作品なだけに、
ちょいと残念だったのでした。
修正は難しいにしても、
今後も過去の作品の電子書籍化を手掛けるのであれば、
気をつけてほしいなー、なんて思ったのでありました。

なんだかんだ書きましたが、
DX2巻読むの、楽しみなんですけどね(笑)。
やっぱ、『ぼくマリ』好きです。

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