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沙村広明先生『波よ聞いてくれ』8巻 講談社 感想。

波よ聞いてくれ
「いやあ~~~~ッ、25過ぎてから男と別れるってキツいですね!」 札幌在住、スープカレー屋で働く鼓田ミナレは、酒場で知り合った 地元FM局のディレクター・麻藤兼嗣に失恋トークを炸裂させていた。 翌日、いつものように仕事をしていると、店内でか...

波よ聞いてくれ(8) (アフタヌーンKC)
『無限の住人』の沙村広明の筆が猛る最新刊! ラジオDJとしてレギュラー番組を抱える鼓田ミナレを「バレンタインラジオ」なるイベントのMCに抜擢するプランが浮上した。そんな折、局のSNSに「引きこもりの息子を救済してほしい」とのメッセージが届く...

波よ聞いてくれ(8) (アフタヌーンコミックス)
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地震編完結がメインの沙村広明先生『波よ聞いてくれ』8巻。
私は今回の地震編モチーフの北海道胆振東部地震は体験していませんが、
やはり実家やら親戚もいるので色々と身近には感じたもので。
妹と連絡とりあったりだとか、
親戚の納骨堂が大変なことになったという話をきいたりだとか。
 ※納骨堂、安平町にあった。
この地震の後からだと思うのだけれど、
霊園のウリのひとつに”墓石の倒壊がこれまで一度もない”が出てきたりねー。

ともかく、そんな緊急時だからこそ活きるのがラジオなわけで、
我らが鼓田ミナレさんも大活躍……というか、
いつものペース? に近い感じで喋りまくり! で。
そいえば、北海道南西沖地震があったときは
布団の中で眠りにつくまでずっとラジオつけてたなぁ、と思い出したりしつつ。
A-bikeやらキックボードやらの登場には笑わされたりね(笑)。
随所に入れられる笑いポイントがいちいちツボに入りまして、
かなり大変な状況のはずなのに楽しく、前向きに読めるのは凄いかもな、
と思いながら。

緊急時のラジオがひとつの軸なのでありますが、
前から引きずっているひきこもり対応も、
この巻のもうひとつのお話の軸でございまして。
こちらはもう、環境的な問題もありましたが、
ミナレさんたちのサポートもありつつ動き出したような塩梅で。
人のつながりがありつつ、上手くいくとは……
……いや、就職先を選ぶ際の感じはアレだな、とは思いましたが(笑)。

新しい流れとしては、
ミナレさんのラジオパーソナリティーとしての地位向上と、
イベント参加、ですかねー。
番組時間延長はリスナー的には嬉しいものですしね。
改編のりきりもうれしいですけど(^^ゞ。
イベントについては直にリスナーと接することができるのはもちろんですが、
今回の場合は……ばったりあの人に、
ということがありそでお話がまた何かしら動くのかしら、
なんていうのも見どころなんでしょうね。

大きなお話も一区切りしつつ、
また新たなストーリーが動き出した『波よ聞いてくれ』。
次巻も楽しみでございます、はい。

あ、あとがきも面白かったです。
「70%は水分」に噴いた(笑)。

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