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石坂ケンタ先生『ざつ旅-That’s Journey-』1巻 KADOKAWA 感想。

新人漫画家・鈴ヶ森ちかさんが
ざっくりした旅に出る……タイトルまんまのお話。
なのですけれど、これがなかなかに楽しく。
どっかーん、とくる面白さではなくて、
じわじわ、ゆるゆる、
旅先……初めての土地のハズなのに
緊張感もあまりなく、軽いわくわくのような刺激を感じつつ、
という塩梅なのが好感触で。
気持ちに余裕のないときでもこれなら読める!
そんな感じのする作品に仕上がっております。

1巻は、会津若松、松島、黒部、高松へ。
どこへもギチギチにスケジュールを組んだりはせず、
思い立ったら出発、みたいなザックリしたお出かけが好感触で。
さすがに宿もご当地についてから決定、
というのは心配ですけれども(笑)。

どの旅も楽しそうではあったのですが、
個人的には黒部がツボでしたかねー。
というか、単純に母方の祖父の出身地が富山なものですから、
行ってみたいなー、という気持ちがずっとあって。
それだけに、より感情移入して楽しめた……そんな塩梅で。

ひとり旅中心なのかしら、と思いきやそうでもなく、
意外と連れ立って出かけるのも良いですね。
お気楽一人旅はもちろんGood、ですが、
より、リアクションも楽しめて。

何気に交通費なんかがズバリ描かれているのも良いですねー。
せっかくなので、その旅にかかった費用明細的なのが
最後に掲載されていると面白そうなのにな、
とも思いましたけれど……
明細載せちゃうと”ざつ”にならないか(笑)。

とまぁ、ゆるゆると楽しめました。
3巻まで買ったので、これから通勤時間を中心に
癒やされつつ読み進めたいと思います。

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